製品安全データ 無垢タイプ
製品安全データ(MSDS) 無垢タイプ
弊社製品の無垢タイプは、以下の原料を使用して成型しています。
- 作成日 西暦2016年3月30日
1:化学物質
- 化学物質等の名称
- ゴム及び充填剤を主体とするゴム配合物
- 推奨用途及び使用上の制限
- 使用上の制限は「16:その他の情報」を参照
2:危険有害性の要約
- GHS分類
- 物理化学的危険性:全て区分外または分類できない並びに分類対象外
- 健康に対する有害性
危険性 | 区分 分類 |
---|---|
急性毒性 経口 | 区分外 |
急性毒性 経皮 | 区分外 |
急性毒性 吸入 蒸気 | 分類できない |
急性毒性 吸入 粉塵 | 区分4 |
皮膚腐食性 刺激性 | 分類できない |
眼に関する重篤な損傷性 眼刺激性 | 分類できない |
呼吸器感作用 | 分類できない |
皮膚感作用 | 分類できない |
生殖細胞変異原作用 | 分類できない |
発がん性 | 分類できない |
生殖毒性 | 区分1 |
特定標準臓器 単回暴露 | 区分2全身 |
特定標準臓器 反復暴露 | 区分1肺 |
吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- 環境に対する有害性
危険性 | 区分 分類 |
---|---|
水生環境有害性・急性 | 区分3 |
水生環境有害性・慢性 | 区分3 |
- GHSラベル要素
- 絵表示
- 注意喚起語:危険
- 絵表示
- 危険有害性情報
- 吸引すると有害
- 生殖能または胎児への悪影響のおそれ
- 単回暴露による全身の障害のおそれ
- 反復暴露による肺の障害
- 環境に対する有害性
- 水生生物に有害
- 長期維持的影響により水生生物に有害
注意書き
- 安全対策
- 「7.取扱い及び保管上の注意」の項を参照
- 「8.暴露防止及び保護処置」の項を参照
- 緊急措置
- 「4.応急措置」の項を参照
- 保管
- 「7.取扱い及び保管上の注意」の項を参照
- 廃棄
- 「13.廃棄上の注意」の項を参照
- 国・地域情報は「15.摘要法令」の項を参照
3:組成・成分情報
- 単一物質・混合物の区別
- 混合物
- 化学名または一般名
- 天然ゴム・合成ゴム・補強性充填剤・伸展油・その他ゴム薬品類を主体とするゴム配合物
- 化学式
- 非公開
成分名 | 組成(%) | 官報整理番号 | CAS № |
---|---|---|---|
天然ゴム | 5%以上10%未満 | ||
スチレンブタジエン共重合物 | 20%以上30%未満 | 化、安(6)-134 | 9003-55-8 |
カーボンブラック | 15%以上25%未満 | (6)-3328、(5)-5222 | 1333-86-4 |
炭酸カルシウム | 30%以上40%未満 | (1)-122 | 471-34-1,1317-65-3 |
含水非晶質二酸化ケイ素 | 1%以上5%未満 | 化、安(3)-548 | 112926-00-8 |
石油系炭化水素 | 5%以上10%未満 | 非公開 | 非公開 |
N-シンクロヘキシル-2-ベンゾチアゾールスルフェンアミド | 0.1%以上1%未満 | (5)-256 | 95-33-0 |
酸化亜鉛 | 1%以上5%未満 | 化、(1)-561 | 1314-13-2 |
無水フタル酸 | 0.1%以上1%未満 | 化、安(3)1344 | 85-44-9 |
法規制対象成分
成分名 | 安衛法 | PRTR法 | 劇毒物取締法 | 水質汚濁防止法 |
---|---|---|---|---|
カーボンブラック | 通知対象物質 | 非該当 | 非該当 | 浮遊物質量(SS) |
含水非晶質二酸化ケイ素 | 通知対象物質 | 非該当 | 非該当 | 非該当 |
石油系炭化水素 | 通知対象物質 | 非該当 | 非該当 | 油分排出規制 |
酸化亜鉛 | 通知対象物質 | 非該当 | 非該当 | 生活環境項目 |
無水フタル酸 | 通知対象物質 | 第一種指定化学物質 | 非該当 | 非該当 |
補足:無水フタル酸含有量はPRTR規制値以下
4:応急措置
- 吸入した場合
- 揮発分、微粉末状粉、粉破物などを吸入した場合には、良くうがいを行い、医師の診察を受ける
- 皮膚に付着した場合
- 高温で接触してやけど状態が見られた場合には、接触したか所を流水でよく冷却した後、医師の診察を受けてやけどの治療を受ける。高くない温度で接触した場合には接触したか所を石鹸と流水で良く洗浄し、発赤、かゆみなど異常が認められた時には、医師の診察を受ける
- 目に入った場合
- 清浄な水で目を良く洗浄した後、痛みなど異常が認められた時には、眼科医の診察を受ける
- 飲み込んだ場合
- 清浄な水で良く口の中を洗浄し、意識があれば指をのどの奥に差し込んで吐き出させ、医師の診察を受ける
- 応急措置するものの処置
- 保護手袋を使用する
- 保護手袋を使用する
5:火災時の措置
- 消火剤
- 注水、粉末消火器、炭酸ガス消火器、泡消火器、防火砂を使用する
- 使ってはならない消化剤
- 特に無し
- 火災時の特有の危険有害性
- 熱分解、不完全燃焼により黒煙、一酸化炭素が発生し、これらの吸入により危険が生じる恐れがある。
- 特有の消火方法
- 初期の火災には、粉末/炭酸ガス/泡消火器などを用いる大規模火災の場合には、泡消火器などの窒息消化または、大量の水噴霧による冷却消化を行う。
- 消火を行う者の保護
- 状況に応じて、消火用防毒マスク、消化服などの保護具を着用する
- 状況に応じて、消火用防毒マスク、消化服などの保護具を着用する
6:漏出時の措置
- 人体に対する注意事項
- 保護手袋を着用する
- 環境に対する注意事項
- 漏出物を河川や下水に流してはいけない
- 回収
- 飛散したものは掃き集め、容器へ回収する
- 二次災害の防止策
- 火花を発生しない安全な用具を使用する
- 火花を発生しない安全な用具を使用する
7:取扱い及び保管上の注意
- 取扱い技術的対応
- 作業場の整理整頓を努めると共に、火気をみだりに使用しない
- 加熱混練・加工・成型作業中において、製品中に含有される揮発性成分がガスとして発生し、眼、呼吸器等を刺激し、皮膚にかぶれを起こす場合がある
- 局所排気・全体換気
- 局所換気装置等を使用して揮発分の拡散を防止する
- 安全取扱注意事項
- 取り扱いに際しては、耐油性の保護手袋を着用する作業後、飲食、喫煙をする場合は、必ず手及び顔を良く洗いうがいをしてから、飲食、喫煙をする。
移送、加工、取扱いにおいて静電気を帯びやすく着火源となるので、装置にアースを取ると共に、可燃性ガスの存在下や有機溶剤の近くで使用しない。
ゴム配合物には、適切な使用温度、加工条件があるので、極端な高温及び発熱条件での加工は避ける。
温度、条件が不詳な場合には弊社に確認ください。
- 取り扱いに際しては、耐油性の保護手袋を着用する作業後、飲食、喫煙をする場合は、必ず手及び顔を良く洗いうがいをしてから、飲食、喫煙をする。
- 保管 保管条件
- 製品の品質を保持するため、保管に際しては涼しい乾燥した場所を選び、高温・高質・直射日光・水漏れは避け屋外保管も避ける。
尚、屋内保管の場合でも、白熱灯や水銀灯など強い紫外線を出す照明を受ける場所での保管は避ける。 - 荷崩れ防止のため、バラ積みは極力避け、保管容器内で保管する。
- 3000Kg以上の場合、消防法の指定可燃物に該当するので保管に当たっては、市町村条例に従う。
- 製品の品質を保持するため、保管に際しては涼しい乾燥した場所を選び、高温・高質・直射日光・水漏れは避け屋外保管も避ける。
- 容器梱包材料
- 適切な、容器包装材料
8:暴露防止及び保護措置
- 管理濃度
- 設定されていない。
- 許容濃度
- 日本産業衛生学会;設定されていない
- ACGIH;設定されていない
- OSHA;設定されていない
- 設備対策
- 取扱建屋は通風、換気の良い構造とする。混連・加工・成型作業では揮発物が発生するので局所換気設備を設置する。また、近くに手洗い、洗顔等の設備を設けるようにする。
- 保護具 呼吸器の保護具
- 作業に応じて、保護マスクを着用する。
- 手の保護具
- 作業に応じて、適切な保護手袋を着用する。
- 目の保護具
- 作業に応じて、保護眼鏡を着用する。
- 皮膚及び身体の保護具
- 作業に応じて、作業衣、安全靴を着用する。
- 衛生対策
- 作業後、手洗い、うがいをしてから飲食などをする。
9:物理的および化学的性質
- 外観
- 物理的状態
- 個体
- 形状
- 板状または、リボン状
- 色
- 黒色
- 臭気
- 微臭あり
- 物理的状態
- pH
- データなし
- 融点・凝固点
- データなし
- 爆発限界
- データなし
- 比重 密度
- 1.40~1.50
- 溶解性
- データなし
- 分解温度
- 約200°C(JIS K7120準拠)伸展油の気化を含む
- 発火性 自然発火性、水との反応性
- 該当せず
- 自然発火温度
- データなし
- データなし
10:安全性及び反応性
- 安全性
- 50°c未満の状態で安定
- 危険有害反応可能性
- 通常の保管・取扱い条件で安定
- 避けるべき条件
- 50°c以上での保管
- 混合危険物質
- 特に無し
- 危険有害な分解生成物
- 特に無し
- 特に無し
11:有害性情報
混合物として試験したデータはないので、各成分のGHS分類とそれに基づく混合物としてのGHS分類結果を以下に記載する
画像をクリックすると、大きく表示できます。
環境影響情報
混合物として試験したデータはないので、各成分のGHS分類とそれに基づく混合物としてのGHS分類結果を以下に記載する
画像をクリックすると、大きく表示できます。
残留性/分解性、生体蓄積性、生体毒性:データなし
その他:主副原料及び製造工程における材料としてモントリオール議定書に基づくオゾン破壊物質(ODS)は使用していない
13:廃棄上の注意
- 内容物
- 廃棄処理及び清掃に関する法律 同法施工令第6条に準拠する
15㎝角以下に破砕して埋め立てるか、あるいは焼却装置を用いて焼却した後、埋め立てる
焼却処理を行う場合には、有毒ガスが発生することがあるので、焼却排ガスの処理を行う
- 廃棄処理及び清掃に関する法律 同法施工令第6条に準拠する
- 容器 包装
- 廃棄処理及び清掃に関する法律 同法施工令第3条に準拠する
紙、木材類は一般廃棄物として処理可能であるが、各市町村の指導に従う
プラスティック類は産業廃棄物として焼却処理する
- 廃棄処理及び清掃に関する法律 同法施工令第3条に準拠する
14:輸送上の注意
- 国際規制
- 国連分類、適用外
- 国内規制:摘要法令を参照
- 輸送の特定の安全対策及び条件
- 取扱及び保管上の注意の項に記載のほかに、一般の可燃性プラスティックス・ゴム類に準じて行う
転倒・落下・破損の無いように積み込み、荷崩れ防止を確実に行う
- 取扱及び保管上の注意の項に記載のほかに、一般の可燃性プラスティックス・ゴム類に準じて行う
15:摘要法令
- 労働安全衛生法
- カーボンブラック、含水非晶質二酸化ケイ素、石油系炭化水素、酸化亜鉛、無水フタル酸等は、通知対象物質(名称を通知すべき有害物)に該当する
- 消防法
- 3000kg以上の製品は、法第9条の4 危険物の規制に関する政令第1条の12
、別表第4の「指定可燃物」合成樹脂類に該当する。
- 3000kg以上の製品は、法第9条の4 危険物の規制に関する政令第1条の12
- 廃棄物処理及び清掃に関する法律
16:その他の情報
- ご注意
- 医療用途、食品用途への使用に関しては、弊社の同意なく使用されることを固くお断り致します、医療用途、食品用途への使用により製品の安全性に関わる不具合(製造物責任法上の問題も含む)が生じた場合、弊社は一切の責任を負いませんので、ご了承ください。
- 本安全データしシート(SDS)の記載内容は現時点で入手できる資料、情報、データに基づいて作成しており新しい知見により改定されることがあります。またSDS中の注意事項は通常の取り扱いを対象としたものであって、特殊な取り扱いの場合は、用途、使用法に適した安全対策を実施の上、本製品をご利用ください
- 当社は、SDS記載内容について十分注意を払っていますが、その内容は情報提供であって、保証するものでは有りません
用語の説明
- 用語の説明をご覧ください
資料提供:材料メーカー
資料提供:原料メーカー